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危険で有害な食品添加物



健康トピックス


矢印危険で有害な食品添加物
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 加工食品には添加物がつきもの。日本では約1500種類が使われている。環境ホルモンのせいか、あるいは健康意識の低下なのか、日本人全体がおとなしくなって消費者運動が消え、多くの危険な食品添加物が国に承認されたままだ。恐ろしい農薬が、食品添加物として承認されているものすらある。危険な有害性がはっきりしている26品目については、政府は即刻使用を禁止すべきである。

 例えば、発ガン性が問題になって禁止されたサッカリンは、業界の巻き返しで再び認可されたし、有害性が明らかな赤色2号などのタール色素12品目も依然として大量に使われている。

 政府は使用制限や残留基準を定めているが、チェック態勢がないから、メーカーや業者が、思うだけ使える状態にある。大手から零細まで、日本の食品業者のモラルは、けっして高くない。
 買うのをすぐにやめるべきは合成着色料と香料。表示に「香料」とあったら、合成香料である。食味が必ず不自然だ。

 危険な添加物が最も多いのは、かまぼこなどの魚肉練り製品。次いでハム、ソーセージなどの畜肉塩漬け製品。続いて魚介の干物製品。これがワースト御三家である。食べないがよい。
 即席ラーメンなどのカップ麺は、熱湯で環境ホルモンが溶け出る発泡スチロール容器は避け、油で揚げていない製品を選ぶ。即席メン、生メン、乾メンは、一度ゆがき、ゆで汁を捨てる。


●危険な添加物
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★リン酸ナトリウム・・・乳化剤・・・動脈硬化
★硝酸ナトリウム・・・発色剤・・・血液異常
★赤色2号・・・着色料・・・発ガン
★亜硝酸ナトリウム・・・変色防止剤・・・発ガン
★赤色104号・・・着色料・・・発ガン
★硝酸カリウム・・・発色剤・・・発ガン
★赤色106号・・・着色料・・・発ガン
★過酸化水素・・・漂白・殺菌剤・・・発ガン
★赤色3号・・・着色料・・・貧血
★没食子酸プロピル・・・酸化防止剤・・・染色体異常
★赤色40号・・・着色料・・・腎臓異常
★BHA・・・酸化防止剤・・・発ガン
★黄色4号・・・着色料・・・アレルギー
★BHT・・・酸化防止剤・・・発ガン
★黄色5号・・・着色料・・・アレルギー
★TBZ・・・農薬・・・奇形
★安息香酸・・・保存料・・・染色体異常
★プロピオン酸・・・保存料・・・認可根拠不明
★安息香酸ナトリウム・・・保存料・・・染色体異常
★ソルビン酸・・・防腐剤・・・発ガン
★パラオキシ安息香酸・・・保存料・・・成長異常
★ソルビン酸カリウム・・・防止剤・・・発ガン
★アスパルテーム・・・甘味料・・・血液異常
★OPP・・・農薬・・・発ガン
★臭素酸カリウム・・・パン改良剤・・・発ガン
★サッカリン・・・甘味料・・・発ガン



●有害な添加物
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・グルコン酸・・・酸味料・・・急性毒性
・次亜塩素酸ナトリウム・・・漂白剤・・・危険物
・ピロ亜硫酸ナトリウム・・・酸化防止剤・・・ビタミンB1欠乏
・亜塩素酸ナトリウム・・・漂白剤・・・危険物
・ピロ亜硫酸カリウム・・・酸化防止剤・・・ビタミンB1欠乏
・次亜硫酸ナトリウム・・・酸化防止剤・・・ビタミンB1欠乏
・赤色102号・・・着色料・・・血液異常
・ポリリン酸ナトリウム・・・変色防止剤・・・貧血
・赤色105号・・・着色料・・・染色体異常
・ポリリン酸カリウム・・・変色防止剤・・・貧血
・青色1号・・・着色料・・・発ガン
・高度サラシ粉・・・漂白剤・・・危険物
・青色2号・・・着色料・・・発ガン
・ジフェニル・・・カビ防止剤・・・発ガン
・緑色3号・・・着色料・・・発ガン
・エリソルビン酸ナトリウム・・・酸化防止剤・・・染色体異常




農薬の毒性は食品添加物とは比べものにならない



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矢印農薬の毒性は食品添加物とは比べものにならない
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 われわれは毎日、薬物を食べている。その中で最も悪影響を与えているのは農薬だ。毒性は食品添加物とは比べものにならない。少量で殺人が可能だ。いわゆるアトピーの原因は薬物で、主犯は、食品添加物よりも農薬である。目に見えないから、野菜が新鮮だと、恐ろしさを忘れてしまう。
 アメリカ科学アカデミーは、食物が原因の米国人のガンの80%が農薬が原因だと断定した。

 医薬品認可にまつわるズサンな審査の実態を、われわれは繰り返し、知らされてきた。食品添加物は直接口に入るから、許可基準や審査がある程度厳しい。だが、農薬は、相手が雑草や害虫だから、人間に有害かどうかの審査基準は、すこぶる甘く、ゆるやかだ。その分、人間に与えるダメージは大きい。
 食品添加物のような表示義務がないから、野菜や果物にどんな農薬が使われているか、わからない。政府は使用制限や残留基準を定めてはいるが、チェック態勢も罰則もないから、実際には野放しだ。日本では農薬まみれを承知で農産物が売られている。多くの農家は使いたいだけ使い、自分で食べるのは別に作っている。

 野菜は弱い。農薬を十分に与えてこそ、虫食いがない、一見美しい野菜を売場に並べることができる。色や形が美しい野菜ほど農薬にまみれている。
 時期はずれに登場する野菜はすべてハウスで作られる。旬(しゅん)の野菜よりも活力が弱く、ハウスは風通しが悪いから、病原菌がはびこる。より多くの農薬が必要になる。
 どの農薬も、使うほどに土壌に蓄積し、バクテリアの繁殖を弱めて地力を削(そ)ぐ。そのため作物が病弱になり、ますます多くの農薬が必要になる。

 汚染は作物だけではない。畜産飼料の穀物や牧草が、肉と乳製品を汚染している。畜産の現場では、家畜を病気から防ぐために、配合飼料と飲み水に混ぜて、医薬品を毎日食わせている。のみならず、大豆カス(大豆油の搾りカス)、トウモロコシの搾りカスなど、薬品処理した食品加工の廃物が飼料原料の大半をしめる。家畜のレバー(肝臓)は、薬物が蓄積した危険食である。今や、鶏糞、牛糞も土壌を汚染し、有機肥料として安全ではない。

 野菜や果物を食べるときは、①洗う、②ゆがく、③アクを取る、などの「下ごしらえ」をしっかりやることが大切だ。水にさらし、流水で洗うだけでも、表面に残留した農薬は、かなり落ちる。沸騰した湯でゆがけば、さらに効果がある。ゆで汁は必ず捨てる。
 生野菜は、皮がむけるものはむいて食べる。代表例はトマトの湯むき。トマトは農薬散布量がことに多い。ヘタをくり抜いて熱湯に30秒ほど入れ、冷水に浸けてから皮をむく。

 葉もの野菜は、流水でよく洗い、ゆでてから使う。キャベツ、レタス、ハクサイは、外側の葉を一枚捨てる。
 ジャガイモ、ニンジンなどの根菜類は、流水でこすり洗いし、皮を取り除けば、残留農薬がほとんどなくなる。キュウリやピーマンも、こすり洗いし、茹でる。イチゴは水に浸すだけでは全然だめ。流水で丁寧に洗う。



タバコはおそろしい



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矢印タバコはおそろしい
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 タバコの煙りには約300種類の有害物質が含まれている。特に有害なのがニコチン、タール、一酸化炭素、窒素酸化物だ。

 ニコチンは、タバコに特有のアルカロイドで、神経を麻痺させる猛毒。タバコ一本に含まれるニコチンは、乳幼児2人を死亡させる。さらに、副腎の髄質を刺激してホルモン・バランスを崩し、そのことで、心拍数の増加、血管の収縮、血中脂質の増加、などをもたらす。

 タールは粘着性の黒色ヤニで、悪名高いベンツピレンなど、100種類以上の発ガン物質を含んでいる。肺や気管支の粘膜に粘着してガン細胞を生み出す。20種類以上あったタール系色素の多くが添加物として使用禁止になった。残りも、すべてに発ガン性が確認されている。
 喫煙で肺ガンになる確率は約10倍だが、最も罹りやすいのは気管支ガンで、非喫煙者の
200倍に達する。実際には、気管支に出来たガンが肺に転移して肺ガンになるケースが多い。

 一酸化炭素は猛毒ガスで、ヘモグロビンとの結合力は酸素よりも240倍も強い。この毒性が、生物から酸素を奪って瞬時に死亡させる。タバコの煙りに含まれる一酸化炭素は約4万PPMで、これは車の排気ガスの濃度と同じである。

 肺に入った一酸化炭素は、毛細血管に吸収され、酸素を押しのけて瞬時にヘモグロビンと結合して、血液中の酸素量を減らし、血管を傷めて動脈硬化を早める。さらに、細胞に到着した一酸化炭素は、酸素がヘモグロビンから切り離されて細胞に取り込まれるのを妨害する。こうして、細胞に慢性的な酸欠状態をもたらす。
 酸欠状態が続くと、働きが弱まった赤血球は、質の低下を量で補おうとして、数を増やす。すると、血液を固めやすくするフィブリノゲンや血小板、さらに白血球の数も増えて血漿の割合が減り、血液の粘度が高まる。血液がドロドロになり、血栓ができやすくなる。そこへ、ニコチンや窒素酸化物の作用が加わると、血液の流れが一段と悪化する。

 ニコチンは、肝臓や脂肪組織に広く分布している中性脂肪を血液中に集める性質を持っている。窒素酸化物は、白血球の働きを異常に高め、最も強力な毒ガスである活性酸素の生成を促す。大量に生じた活性酸素が、動脈を傷つけ、そこへ悪玉コレステロールを侵入させて動脈硬化をおこし、アテロームと呼ばれるコブ状の盛り上がりを作って血管の空洞を狭くし、そこへ血栓が詰まる。この現象が脳の血管でおこると脳細胞が酸欠で死滅し、ボケや脳卒中がおこる。

 次に副流煙の害毒。タバコには、吸っている人が吸う主流煙と、タバコの先端から発生する副流煙がある。有害物質は主流煙よりも副流煙の方が圧倒的に多い。副流煙は主流煙に比べて、タール3.4倍、ニコチン2.8倍、一酸化炭素4.7倍、カドミウム3.6倍、ベンツピレン3.7倍、ベンゼン10倍、ニトロソアミン52倍、アンモニア46倍、ホルムアルデヒド50倍、という凄さだ。統計によれば、夫がタバコを吸っていて妻が肺がんになる確率は、吸わない家庭の2倍、子供がゼンソクや気管支炎になる確率が3.4倍である。



強い骨をつくるには骨密度だけでなく「骨質」が重要



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矢印強い骨をつくるには骨密度だけでなく「骨質」が重要
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 日本の骨粗鬆症の患者は、予備軍も含めると1100万人に達する。治療には、骨の中にカルシウムがどれだけ詰まっているかを示す「骨密度」を高めることが重要とされてきた。しかし、現実には、骨密度が高くても骨折を繰り返す高齢者が多い。そこで、骨の成分の50%を占めるコラーゲンが注目された。

 コラーゲンは骨の中に「網目状」に張りめぐらされていて、そこにカルシウムが結合して骨が形成されている。建物で言えば、コラーゲンが鉄筋、カルシウムがセメントに当たる。だから、カルシウムが十分でも、コラーゲンがしっかりと張りめぐらされていないと、骨は強くならない。

 骨の中のコラーゲンは、繊維状に規則正しく連結した「架橋(かきょう)構造」を形成し、骨を強く、柔軟にしている。ところが、「架橋」には、コラーゲンを規則正しく連結する「善玉・架橋」と、無秩序にバラバラに連結した「悪玉・架橋」があり、「悪玉・架橋」が多くなると、骨は単に硬いだけで弾力がなく、小さな衝撃で骨折することが判明した。

 こうしたコラーゲンの連結構造に着目して、骨の実際の強度を示す指標が「骨質」で、2002年以降、米国でも日本でも、骨粗鬆症治療におけるガイドラインになった。

 「骨質」が低い人には、血液中にビタミンB6・B12・葉酸が少ないという共通性があり、これらを補うことで改善されることがわかっている。いずれもビタミンB類で、もともと高齢者に不足しやすいビタミンだ。

 日本では、東京慈恵医大で、患者600人にビタミンB6・B12・葉酸を投与する検証が行われた。2年後に追跡調査が行われ、ビタミンB6、B12、葉酸を摂取したグループは、そうでないグループと比較して「骨質」が改善され、骨折率も8分の1に低下したことが確認された。

 「骨質」を高めるには、「悪玉・架橋」を減らすのに役立つビタミンB6・B12・葉酸を積極的に摂ることが必要だ。これにより「骨質」が高まり、骨粗鬆症の進行を防ぐことができる。



動脈硬化は修復、改善できる



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矢印動脈硬化は修復、改善できる
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 最大血圧と最小血圧の差を「脈圧」と言い、血管の老化度(動脈硬化の進行度)は、この数値でわかる。現代医学が、近年、解明した真理である。

 もともと、高血圧は動脈硬化を進行させる。高い血圧は、血液に含まれる赤血球や血小板などの固形成分が血管壁とこすれ合うことによる摩擦抵抗を大きくし、血管壁を傷つける。その傷口へ悪玉コレステロールが入り込んで血管がボロボロになり、動脈が硬直する。いわゆる動脈硬化である。

 最大血圧、最小血圧のいずれが上がっても、血管が硬くなる。同じ高血圧でも、上と下の血圧の差が大きいほど、動脈硬化が進んでいる。この血圧の差を「脈圧」という。「脈圧」こそが、血管の老化度を示すバロメーターである。

 たとえば、最大血圧が160、最小血圧が70だと、「脈圧」が90で、これは心筋梗塞で倒れやすい、非常に危険な状態だ。健康な人の「脈圧」は、50~55が目安である。

 1994年、米国の学者が「脈圧が大きい人ほど心筋梗塞が多発している」ことに気づいた。これを契機に、多くの研究者が脈圧に関する論文を発表し、今日では、「脈圧」診断が医療現場に定着した。動脈硬化の進行具合を知ることができる。

 動脈硬化は細い血管から始まる。「脈圧」が大きいということは、末端の細い血管から始まった動脈硬化が、大動脈の太い血管まで及んでいることを示す。

 細い血管の動脈硬化は、初期の段階では影響がないが、多くの細い血管が硬化すると、やがて太い血管も動脈硬化をおこす。すると、最小血圧が下がって、脈圧が大きくなる。だから、脈圧が大きい人は、細い動脈、太い動脈の両方が硬化(老化)している。

 「脈圧」が大きいと動脈硬化が進んでいるから、脳卒中をおこしやすい。心臓に狭窄ができているから、心筋梗塞や狭心症で倒れやすい。

 動脈硬化が一度おこると二度と回復できないというのが、かつての医学の常識だった。しかし、それは誤りだった。血管には、修復機能がある。動脈硬化は、①運動、②食生活の見直し、③睡眠、で改善できる。

 ①運動とは、速歩きである。血管を若返えらせるには、硬くなった血管を広げる必要がある。足は「第二の心臓」で、全身の血流をうながす。ふくらはぎの筋肉をリズミカルに使うと、筋肉の伸縮にともなって、血管が伸び縮みを繰り返し、下半身から上半身へ血流が促される。

 ②食生活の見直しとは、血液をドロドロにする食物を避け、サラサラにする成分を含んだ食物を食べることである。

 ③睡眠は、規則正しい睡眠である。睡眠中は血管を修復するホルモンが分泌され、その時間帯は、夜11時~午前0時、午前2時~3時、の二回である。だから、動脈硬化の修復には、夜11時前に就寝して7~8時間寝るのがよい。



カルシウムはなぜ不足しやすいか?



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矢印カルシウムはなぜ不足しやすいか?
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 カルシウムは、人体に最も多量に必要なミネラルだ。なぜ、たくさん必要なのか?


 第一は、人体にズバ抜けて多く含まれるミネラルで、新陳代謝によって、たくさん失われるからだ。カルシウムは、成人の体重の約2%を占め、全部で1kg以上ある。ほとんどはリン酸カルシウムの形で骨に含まれ、細胞の新陳代謝にともなって、どんどん新しく入れ替わる。古い骨細胞を形成していたカルシウムは全部が老廃物として捨てられるのでなく、リンと分離してイオン化し、血液中に溶けたあと再び使われるが、それでも全体量が多い分、毎日かなりの量がリン酸カルシウムの形で排出される。


 第二は、リンの排出にともなって必然的に排出されるからだ。体内の余分なリンは、カルシウムと結合しないと排出されない。つまり、リンがカルシウムを奪う。肉類、乳製品、穀物など、ほとんどの食品はカルシウムよりもリンをたくさん含んでいる。さらに、清涼飲料や食品添加物には、リンの化合物(リン酸塩)が盛んに使われている。


 第三に、カルシウムは吸収されにくいミネラルだからだ。胃腸でイオン化されて吸収されるが、このとき、リンが多量にあると、カルシウムと結合してリン酸カルシウムになり、そのまま排出されてしまう。ほとんどの食物にはリンが多く含まれているから、カルシウムを十分に摂取しても、リンによってカルシウムの吸収が阻害される。その分、カルシウムが、たくさん必要になる。カルシウムは、もともと、吸収されにくいミネラルだ。


 第四は、食塩に含まれるナトリウムだ。ナトリウムも、排出される時、カルシウムを持ち出す。日本人は、昔から塩好きで、調味料や加工食品、外食には食塩が多く使われ、慢性的に塩分を過剰摂取している。その分、カルシウムが不足する。


 第五に、酵素の活性、代謝活動全般、毒素や老廃物の中和に、カルシウムが多量に消費されるからだ。カルシウムは血液中だけでなく、臓器、筋肉、神経など、全身のあらゆるところに含まれ、使われている。


 特に消費されるのは、糖分とタンパクの代謝だ。例えば、砂糖などの甘いものの代謝にカルシウムが使われる。粗糖や黒糖などの未精白の砂糖はカルシウムを含んでいるが、白砂糖は全く含んでいないので、白砂糖を多量に食べると血中のカルシウムが不足して骨や歯のカルシウムが使われる。ネズミの飼料を白砂糖で甘くして長期飼育すると、やがて骨粗鬆になって骨がボロボロになる。
 炭水化物と脂肪は、皮下脂肪などで貯蔵されるが、タンパク質は必要以上に食べると排出される。このときも、カルシウムが使われる。


 日本の土壌は火山灰質で、カルシウムが少ない。このため、飲料水や野菜、穀物にカルシウムが少ない。この点でも、日本人はカルシウム不足になりやすい。
 カルシウムの吸収力は年齢が進むほど低下する。更年期以降は、特に多く必要だ。



塩は健康の敵だ



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矢印塩は健康の敵だ
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 グァム島に20数年間潜んでいた横井庄一さんは、塩なしで天然のものばかりを食べていた。それでいて、第一級の健康体だった。
 南米のヤノマノインディアンの食生活は、全く塩を使わない。高齢になっても血圧は120以下だ。ニューギニアの高地やブラジルの北部にも、塩をいっさい使わない民族がいる。チンパンジーや猿だって、そして、いかなる野生動物も、食物を塩で味付けたりはしない。これらの事実は、自然の食物に含まれているだけで塩が足りることを示している。つまり、塩は人体に必須の栄養素ではなく、嗜好品にすぎない。

 だがわれわれ日本人は、嗜好の域を越えて塩を食べ続けた。その結果が高血圧だ。高血圧とはすなわち、慢性食塩中毒である。そして、先には脳卒中が待っている。
 そもそも人間が塩を用いたのは、食料を塩漬けにして保存するためだった。現代では、冷蔵、冷凍、殺菌密封など、保存の技術がいろいろあり、塩は不可欠の保存料ではない。
 食い飽きた現代人ほど、食に刺激を求める。それを満たす代表格が、日本では塩である。塩が保存料としてよりも、調味料として不可欠とされるゆえんだ。確かに、塩で味付けするとおいしい。日本人は、世界で最も塩好きだ。

 健康先進国の米国は、塩を一日に5g以下に減らすよう国民に勧告している。日本ではいまだに農村で30g、都会地でも20g以上も食べている人がたくさんいる。平均で15gという調査結果があるが、それは、食べたモノをきちんと記録して回答した理性ある人たちの平均値にすぎない。みんなが15gではないし、実際の平均量はもっと多い。

 塩は胃潰瘍、胃ガンをおこす。塩味が効いた即席お茶漬けを毎朝食べるとわかる。一週間もすれば胃が痛みだす。塩が胃の粘膜を溶かすのだ。ナメクジが塩で溶けるのと同じ理屈だ。
 日本は脳卒中、高血圧がズバ抜けて多い国だ。病院外来患者の約3分の1が高血圧の治療目的である。おそるべき実態だ。

 どんな食品に塩が濃いか?漬物、塩干物、めん類、練り製品、加工食品全般だ。
 味噌汁、煮物は徹底した薄味に徹する。漬物は食わなくていい。塩干物は嗜好食にとどめる。うどん、そばの汁を飲んではいけない。練り製品は添加物も恐ろしいので食べるのをやめよう。日本人はそれくらいの決意が必要だ。

 塩を多く食べている人が急に減らすと、調節が間に合わず、欠乏症状をおこる。だが、徐々に減らす努力はだれにも可能だ。健康で自然体の人は、汗をかいても塩を無駄づかいせず、体内に保つことができるから、ごく少量で足りる。
 塩味にたいする好みは、幼いときに形成される。だから、減塩は家族ぐるみでなければならない。塩を飽食したわれわれは、せめて孫の世代までにこの悪習を断ち切る責任がある。
 塩を飽食したままでは、いかなる健康努力もむなしい。中風で醜態をさらす老人がやたらに増え、減るいっぽうの若者たちが、介護にますます忙しくなる。



日光不足は大腸ガンになりやすい



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矢印日光不足は大腸ガンになりやすい
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 大腸ガンが増えている。女性では、死亡率のトップを占める。米国ガン研究所は、大腸ガンにかかりやすい危険因子として、①肥満、②肉食、③飲酒、を挙げている。

 加えて、最近、大腸ガンの重大な危険因子として浮上したのが「ビタミンD不足」だ。ビタミンDが大腸ガンを防ぐことが突き止められた。
 ビタミンDは皮膚で作られ、肝臓で「水酸化ビタミンD」に変化する。体内にガン遺伝子が発生すると、これが「活性ビタミンD」に変化して、細胞がガン化するのを防ぐ。そのガン予防効果は、動物実験だけでなく、人間を対象にした調査研究でも明らかになった。

 カリフォルニア大学のゴーハム博士は、血液中の「水酸化ビタミンD」の濃度と大腸ガンの関係を調べた。その結果、「水酸化ビタミンD」の濃度が最も高かったグループは、濃度が低かったグループに比べて、大腸ガンの発生率が半分だった。
 日本の国立ガンセンターも、3万8300人を対象に調査を行った。その結果、血液中の「水酸化ビタミンD」の濃度が22.9ナノグラムを超えたグループの直腸ガン発生率は、それ以下のグループと比較して、男で21%、女で37%だった。大腸ガンだけでなく、「水酸化ビタミンD」の濃度が高い人ほど乳ガン、卵巣ガン、前立腺ガン、肺ガンになった人が少なかった。

 さらに、その後の研究で、驚くべき事実が明らかになった。日本では、日射量が少ない北海道、東北などの地域ほど大腸ガンが多く、九州、四国などの南日本では少くなっている。

 ビタミンDは皮膚で合成されるが、日光が必要だ。あまり日に当たらない人や、日照時間が少ない季節は不足しがちである。九州大学の溝上哲也教授は、都道府県別の日射量とガン死亡率を調べた。その結果、大腸ガンだけでなく、胃・食道・膵臓など、消化器系のガンの発生率は、日射量が少ない地域ほど高いことが明らかになった。

 東京や大阪などの大都市でも、大腸ガンの患者数が多い傾向がある。大都市の住人は昼間も屋内にいることが多いので、日射量が不足しやすい。



五つの味が五臓を助ける。もっと「苦味」を食べよう。



健康トピックス


矢印五つの味が五臓を助ける。もっと「苦味」を食べよう。
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 五臓とは消化器以外の臓器で、肝・脾・肺・腎・心。五つの味がこれを助ける。
すなわち「酸味」は肝臓に入り、これを助ける。「甘味」は脾、「辛味」は肺、「鹹味」(塩からい)は腎、「苦味」は心臓。

・「酸味」は肝臓を助けて疲労をとる。出すぎるもの、あまり出てはならぬものを収め、渋らせる。例えば下痢を止める。冷や汗、寝汗のごとき不自然な汗も止める。 

・「甘味」はエネルギーに転化して人体の衰えや活力の不足を補う。消化系統を調和させ、緊張を解き、苦痛を緩める。

・「辛味」は血液と生気の巡りをよくし、邪気を発散さす。カゼの初期にネギ、ショウガがいい原理だ。

・「鹹味」(塩からい)は体内のしこりを和らげ、塊(かたまり)を崩す。例えばゆるやかに便秘を下す。バセドー病に海産物(藻塩)が効く原理。

・「苦味」は体内の余分な水分を出し、便秘や痰など、詰まっているものの通りをよくする。

 五味が一つでも欠けると五臓の調和が欠ける。世人が最も嫌い、不足しがちなのが「苦味」だ。敬遠し過ぎず食べねばならない。身近かなものではフキノトウ、フキ、ミツバ、セロリ、クレソン、パセリ、ニガウリ、レバー、抹茶など。季節の野草もたいてい苦みがある。



過激なスポーツは健康によくない。



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矢印過激なスポーツは健康によくない
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 過激なスポーツは健康によくない。肉体の消耗が激しく、心臓の負担が大きすぎる。ことに格闘技は最悪だ。だから選手が注目され、代償として社会的地位と報酬が与えられる。

 そういう運命にない一般人は幸せだ。適度な運動は老若男女に必要だが、それが足りたあと、健康の秘訣の第一は、寸暇を惜しんで寝ることで、肉体・精神の休息だ。仕事ができると言われるほどの男は、それをよく知っている。寝るときは徹底して寝切る。

 健康な働き盛りの中年が、早朝ランニングで死ぬ例が後を絶たない。原因はたいてい心臓マヒだ。ハッスルする初心者が危ないが、走ることに自信があるベテランも危ない。睡眠で安静状態にあったところに、いきなり心臓に大きな負荷がかかってはたまらない。
スポーツによる突然死は、遺族があまりに不幸で、やりきれない。

 身体良好維持のための運動は、一日数分の柔軟体操でこと足りる。伸縮(のびちぢみ)、捻転(ひねり)、伸展(ひろげる)、跳躍(とぶ)、進退(あるく)、が基本。これらに強弱と緩急、呼吸法を加えれば、医者がいらない体になる。生活動作の中でそれぞれを実行できているならば、あらためて柔軟体操の必要もない。靴ヒモ結び、通勤、仕事中・・・・、チャンスはいくらでもある。

 ママさんたちも同じ。掃除、洗濯は、やり方しだいで過激なスポーツに匹敵する。バレーもエアロビクスもいらない。

 次に呼吸法。鼻の穴をふくらませ、口を使わないで鼻翼呼吸をやる。鼻息を荒くしてはいけない。肛門でゆっくり息を吸い、足の裏で吐くつもりで。呼吸が深くなる。



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