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塩は健康の敵だ



健康トピックス


矢印塩は健康の敵だ
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 グァム島に20数年間潜んでいた横井庄一さんは、塩なしで天然のものばかりを食べていた。それでいて、第一級の健康体だった。
 南米のヤノマノインディアンの食生活は、全く塩を使わない。高齢になっても血圧は120以下だ。ニューギニアの高地やブラジルの北部にも、塩をいっさい使わない民族がいる。チンパンジーや猿だって、そして、いかなる野生動物も、食物を塩で味付けたりはしない。これらの事実は、自然の食物に含まれているだけで塩が足りることを示している。つまり、塩は人体に必須の栄養素ではなく、嗜好品にすぎない。

 だがわれわれ日本人は、嗜好の域を越えて塩を食べ続けた。その結果が高血圧だ。高血圧とはすなわち、慢性食塩中毒である。そして、先には脳卒中が待っている。
 そもそも人間が塩を用いたのは、食料を塩漬けにして保存するためだった。現代では、冷蔵、冷凍、殺菌密封など、保存の技術がいろいろあり、塩は不可欠の保存料ではない。
 食い飽きた現代人ほど、食に刺激を求める。それを満たす代表格が、日本では塩である。塩が保存料としてよりも、調味料として不可欠とされるゆえんだ。確かに、塩で味付けするとおいしい。日本人は、世界で最も塩好きだ。

 健康先進国の米国は、塩を一日に5g以下に減らすよう国民に勧告している。日本ではいまだに農村で30g、都会地でも20g以上も食べている人がたくさんいる。平均で15gという調査結果があるが、それは、食べたモノをきちんと記録して回答した理性ある人たちの平均値にすぎない。みんなが15gではないし、実際の平均量はもっと多い。

 塩は胃潰瘍、胃ガンをおこす。塩味が効いた即席お茶漬けを毎朝食べるとわかる。一週間もすれば胃が痛みだす。塩が胃の粘膜を溶かすのだ。ナメクジが塩で溶けるのと同じ理屈だ。
 日本は脳卒中、高血圧がズバ抜けて多い国だ。病院外来患者の約3分の1が高血圧の治療目的である。おそるべき実態だ。

 どんな食品に塩が濃いか?漬物、塩干物、めん類、練り製品、加工食品全般だ。
 味噌汁、煮物は徹底した薄味に徹する。漬物は食わなくていい。塩干物は嗜好食にとどめる。うどん、そばの汁を飲んではいけない。練り製品は添加物も恐ろしいので食べるのをやめよう。日本人はそれくらいの決意が必要だ。

 塩を多く食べている人が急に減らすと、調節が間に合わず、欠乏症状をおこる。だが、徐々に減らす努力はだれにも可能だ。健康で自然体の人は、汗をかいても塩を無駄づかいせず、体内に保つことができるから、ごく少量で足りる。
 塩味にたいする好みは、幼いときに形成される。だから、減塩は家族ぐるみでなければならない。塩を飽食したわれわれは、せめて孫の世代までにこの悪習を断ち切る責任がある。
 塩を飽食したままでは、いかなる健康努力もむなしい。中風で醜態をさらす老人がやたらに増え、減るいっぽうの若者たちが、介護にますます忙しくなる。



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