過激なスポーツは健康によくない。



健康トピックス


矢印過激なスポーツは健康によくない
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 過激なスポーツは健康によくない。肉体の消耗が激しく、心臓の負担が大きすぎる。ことに格闘技は最悪だ。だから選手が注目され、代償として社会的地位と報酬が与えられる。

 そういう運命にない一般人は幸せだ。適度な運動は老若男女に必要だが、それが足りたあと、健康の秘訣の第一は、寸暇を惜しんで寝ることで、肉体・精神の休息だ。仕事ができると言われるほどの男は、それをよく知っている。寝るときは徹底して寝切る。

 健康な働き盛りの中年が、早朝ランニングで死ぬ例が後を絶たない。原因はたいてい心臓マヒだ。ハッスルする初心者が危ないが、走ることに自信があるベテランも危ない。睡眠で安静状態にあったところに、いきなり心臓に大きな負荷がかかってはたまらない。
スポーツによる突然死は、遺族があまりに不幸で、やりきれない。

 身体良好維持のための運動は、一日数分の柔軟体操でこと足りる。伸縮(のびちぢみ)、捻転(ひねり)、伸展(ひろげる)、跳躍(とぶ)、進退(あるく)、が基本。これらに強弱と緩急、呼吸法を加えれば、医者がいらない体になる。生活動作の中でそれぞれを実行できているならば、あらためて柔軟体操の必要もない。靴ヒモ結び、通勤、仕事中・・・・、チャンスはいくらでもある。

 ママさんたちも同じ。掃除、洗濯は、やり方しだいで過激なスポーツに匹敵する。バレーもエアロビクスもいらない。

 次に呼吸法。鼻の穴をふくらませ、口を使わないで鼻翼呼吸をやる。鼻息を荒くしてはいけない。肛門でゆっくり息を吸い、足の裏で吐くつもりで。呼吸が深くなる。